私たちが身体を大切にし、健康であるべき理由は、聖書のさまざまな箇所に示されています。前回の続きとしてご紹介します。
6.他の人の模範となるため
ローマ14:21には
「肉を食わず、酒を飲まず、そのほか兄弟をつまずかせないのは、良いことである」
と書かれています。
私たちの生活は、他の人に影響を与えます。節制ある生活を送ることは、周りの人々に良い模範を示すことにつながります。
7.神を礼拝すべきである
ローマ12:1には次のようにあります。
「あなたがたの体を、神に喜ばれる、生きた、聖なる供え物としてささげなさい。それが、あなたがたのなすべき霊的な礼拝である」
私たちの体は、神に献げられるべき大切なものです。神に喜ばれる「聖なる供え物」となるよう、心身ともに整えることが求められています。
8.神によってすべての法律が与えられた
マタイ10:25~27に「先生、何をしたら永遠の生命が受けられましょうか」彼に言われた、「律法にはなんと書いてあるか。あなたはどう読むか。」彼は答えていった「「心を尽くし、精神をつくし、力をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ」。また、「自分を愛するようにあなたの隣人を愛せよ」とあります。
ここで「力を尽くし」とあるように、神を愛することには身体的な側面も含まれています。
神の律法には、霊的・道徳的な教えだけでなく、身体的な原則も含まれているのです。
さらに出エジプト記15:26には、次の約束があります。
「あなたが、もしあなたの神、主の声に良く聞き従い、その目に正しいと見られることを行い、その戒めに耳を傾け、全ての定めを守るならば、わたしは、かつてエジプトびとに下した病を一つもあなたに下さないであろう。わたしは主であって、あなたをいやすものである」
とあり、神の定めを守ることは、健康を守る祝福にもつながると示されています。
9.三天使の使命にも含まれる
これまでの教えは、黙示録14:6-12にある三天使の使命とも深く関係しています。
- 「神を恐れ、神に栄光を帰せよ」
→ 神の栄光のために生きること(5つ目)
- 「天と地と海と水の源を造られた方を礼拝せよ」
→創造主なる神は、私たち自身をも造られたお方です。したがって、私たちの
体は神に属するもの(4つ目)でもあります。
→創造主である神を礼拝すること(7つ目)
また、「ここに神の戒めを守り、イエスを信じる信仰を持ち続ける聖徒の忍耐がある」とあるように、神によって全ての律法が造られ、私たちに与えられた神の戒めを守ることの重要性が強調されています。
ここには、身体を大切にするという教え(2つ目、8つ目)も含まれています。
10.預言の霊による教え
黙示録12:17には「…神の戒めを守り、イエスのあかしを持っている者たち…」とあり、さらに
黙示録19:10には「イエスの証は、すなわち預言の霊である」
と記されています。
セブンスデー・アドベンチスト教会では、この「預言の霊」を通して与えられた教えが、エレン・ホワイトの働きに現されていると理解しています。
神は彼女を通して、聖書に示された健康の原則を分かりやすく示し、現代に適した形で、菜食を含む生活の指針を示されたと考えられています。
以上のように、聖書は私たちに対し、心だけでなく身体も大切にすることを教えています。それは単なる健康のためだけでなく、神への礼拝と隣人への愛を具体的に表す歩みなのです。
セブンスデーアドベンチスト東京中央教会 仲本桂子

