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2004年3月 第207号                                         
    「心を入れかえて」
  
       青森南教会牧師(元東京中央教会副牧師) 藤森 大輔
  
 「よく聞きなさい。心を入れかえて幼な子のようにならなければ、天国にはいることはできないであろう」(マタイ18:3)
 このほど、わたしの教会に「授乳スペース」が新設されました。このことにつき、教会理事会で審議したのですが、わたしにはひとつ不安な点がありました。それは、大人が30人も入れば満席になるような会堂に、そのようなスペースを作ることについて異議が出るのではないかということでした。少し前にベビーベッドを会堂内に置いたところ、大人2名分は座席がつぶれてしまったという事情があり、その上での審議でしたので、余計に心配でした。しかし、我が息子の運命がかかっていたため(?!)、控えめなうちにも大胆に、議事を進めました。その結果「必要ですね! 早速作りましょう」ということに(!)。
 実は、わたしの教会には、息子のほかに2名の赤ちゃんが与えられました(うち1人は「予定」)。そのこともあって、教会は新しい命に対して深い関心を寄せていたのでしょう、異議どころか、むしろ歓迎の意見が出されたのです!(息子の父親である議長の喜びがどれほどであったかは、想像に難くないと思います。)

 イエス様は、誰が一番偉いのかという議論に我を忘れた弟子たちに向かい、ひとりの幼な子を抱き上げて冒頭のように言われました。2節でイエス様は「幼な子を呼び寄せ…真ん中に立たせて」おられます。イエス様が呼び寄せる時、そこではいつも非常に大切なことが語られています。真ん中とは物事の中心です。そこにすベてが集中することです。また、真夜中に日付が変わるように、ひとつのことを二つに分ける場合にも使われる言葉です。イエス様は、自分を見失うほど競っていた弟子たちの自我を切り裂き、幼な子に目を向けることを通して彼らの関心を天国に集めようとされたのではないでしょうか。
 私たちの心がどこを向いているのか。一番の関心はどこにあるのか。そのことを今日イエス様はひとりひとりに問うておられるのかも知れません。主が言われるように、わたしたちもの関心をまず天国に向けさせていただきたいと願います。
 ところで、息子は、父さんを見ると必死になって近づいてきます。父さんに関心があるからです。(きっとそうですよね?)本当にうれしいことです! 天のお父様も、ご自身に関心を持って向かってくる者を喜んでくださるに違いありません。「心を入れかえて」天のお父様のおられる御国を目指す者でありますように、津軽でお祈りしております。
                                                                                                      






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